尾張のお祭り
このホームページの「まちもよう」では、最初に地元である一宮市及び稲沢市のお祭りを紹介していますが、未だ
多くのお祭りがあるので、この「尾張のお祭り」のページでご紹介します。
 大縣神社豊年祭り・・・大縣神社(愛知県犬山市)
大縣(おおがた)神社は、愛知県犬山市の南部・本宮山の麓に鎮座しています。 祭神は、尾張国開拓の神様である大縣大神(おおがたの
おおかみ)
で、一宮の真清田神社に次ぐ尾張国二宮であり、二宮(社)とも呼称され、親しまれている。 陰陽石の信仰があり、本殿の背後に
「姫石」が安置されていることから、姫之宮とも呼ばれている。
毎年3月15日直前の日曜日には、天下の奇祭とされる姫之宮の豊年祭りが行われる。


豊作祈願、厄除け祈願、安産祈願のお祭りです。

鳥居正面にある本殿の脇には、通称である「姫之宮」の
社標がある。 姫石は、この背後に安置されている。
神輿行列の出発は、午後1時頃、名鉄犬山線羽黒駅近くの
諸钁
(もろくわ)神社です。 神輿は、ここから約一時間かけて
大縣神社まで運ばれます。
本殿は、丘陵地にあるため鳥居から登り坂となる。


     
隊列の後半を占めていた華やかな飾り花の隊列が勢いよく
境内を走りぬけます

  飾り花(正式な名称は不明)は、厄除けにいいとされ、奪い合い
になります。 しかし数多くあるため、たくさん獲得した見物人に
お願いし、私も一本いただきました。


縣神社豊年祭り・・・田縣神社(愛知県小牧市)
愛知県小牧市の田縣神社は、祭神は、御歳神(みとしのかみ)と玉姫命(たまひめのみこと)とし、往古より五穀豊穣の神様として崇敬されている。
当社では、例年3月15日、例祭である豊年祭りが挙行されており、御旅所である熊野神社から田縣神社まで大男茎型を載せた神輿が渡行
する。 最終会場である田縣神社では、お祓い済みの布が厄除けとして配われる。
御旅所の熊野神社を午後1時に出発し、田縣神社へは、午後
3時30分到着の予定です
  御旅所の熊野神社は山腹にあるため、神輿は階段をゆっくり
進みます
     
厄除けとなる布をつけた竹飾りです。   神輿は午後3時30分田縣神社に到着します。 厄除けの布は、
鳥居付近で見物人に渡されましたが後で境内でも配布されており、
入手できました。




 犬山祭・・・国指定重要無形民俗文化財(平成18年3月15日指定)
犬山祭は、当地の産土神を祀る針綱神社の祭礼であり、1635年(寛永12年)尾張徳川家付家老である犬山城主・成瀬隼人正正虎(はやとのしょうまさとら)
公の推奨で始まったといわれ、以来今日まで継承されてきた。 当初は、馬の塔と茶摘みの練り物が出されていたが、その後、18世紀中頃までに、
ほとんどの町で現在使われている車山(やま)の原形となる三層の車山が各町から出されたといわれている。 奉納からくりの出し物は、住民の信仰や
能楽の一部からとられたものなどがあり、当初は素人の手作りでしたが、次第にからくり専門の細工師によって作られるようになり、演技も巧妙になった。
     
練屋町衆の法被。被災地支援シールが見えます。   針綱神社拝殿、後に犬山城の入口があります。
     
 針綱神社鳥居前でのからくり奉納     鳥居側から見た山車のからくり奉納
     
石橋獅子(しゃきょうじし)<練屋町>    右手の花が獅子に変化しています



 亀崎潮干祭(しおひまつり)・・神前神社(かみさき)半田市亀崎地区
    潮干祭は、神前(かみさき)神社の祭礼で 社伝によれば、東征の
途中、伊勢から海を渡ってこの地に立ち寄った神武天皇を里人が
小舟に桟橋を架けて出迎えたことから、この伝説に因み、5輌の
山車を潮干の浜に曳き下ろしたことから、この名がつけられたという。
なお、神前神社の祭神は神倭盤余彦命
(かむやまといわれひこのみこと)
=神武天皇である。 祭の起源は定かでないが、元禄〜宝暦年間
(17世紀から18世紀前半)とされる。

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国指定重要無形民俗文化財 
   (平成18年3月15日指定)
平成24年春のポスター    
     
神前神社鳥居前 御旅所の尾張三社から神前神社に向かう山車行列
     
潮干に向かう山車(午後1時30分頃撮影)   山車は海に直進し、直ぐに向きを変え浜辺を進みます。
     
山車は神前神社前の広場に一台づつ曳き出され順次、
広場を三周し整列後、人形(カラクリ)が奉納される